ワインが現地からどうやって来るの?立川モリノナカ
さーて今日はこんなこと書いてみようかなぁ。
なぜなにワイン!!!
世界のワインはどうやって日本に来てお店に並ぶの?
多分途中で次回に続く!になると思うのでそれを念頭に読んでねw
ワインって大体何で運搬されてくるの?
飛行機?船?電車?
大体が船。
おーーーっきいコンテナがいっぱいあって、何千本単位で運ばれてきます。
今回はヨーロッパからどう来るのかって感じで書いていきますね。
そして、どんな状態で運ばれて、日本に着いてどうされてお店に行くかまで書いときましょうか。
とりあえずヨーロッパからはこんな航路で運ばれてきます。
まず第一の関門!!
途中海賊がいる海域や、あっつーい赤道通ったり、東南アジアで高級ワインの偽ラベルを印刷したものを安ワインに貼っちゃうかもっていう偽ワイン問題やらいろんな事件を回避しつつ何とか約一か月かけて日本にたどり着きます。
その間ちゃんとした船だと一定の温度でスヤスヤとワインを運んでくれます。(冷蔵庫の野菜室よりちょっと高い温度かな)
なんでか?
そりゃ赤道の下通るので熱いからこうしないとダメになっちゃうからですよ。
例えばバナナをあっつい所にずーっと置いてるのと、冷蔵庫に入れてるのでは色の変わりが違うでしょ?それと一緒。状態をよーくした感じでみんなに届けたいから、温度を一定にして運ぶのです。
この一定の温度で運ぶコンテナの事をリーファーコンテナって言います。
ワインのボトル裏のシールに良く書かれてますよ。
ちょっと見てみては?
そして日本にコンテナが降ろされます!!
ふーーーやっと飲めるぜ!!
ざーんねんでしたw
これから税関やらなんやらと港で2~3週間待たされますw
まじかよ!!って感じですね。
そうなんです、合計で約8週間は船便の場合だと届かないんです。
ちなみに現地で輸入されるワインの質や味等の状態が100だとすると、
現時点で環境の変化や振動などで状態は70まで下がってます。
そりゃあ現地で飲んだワインが美味いってなりますよ。
そしてまともなワインを飲めるための第二の関門!!
ふぅとりあえず日本に着いたしもう安全だろって思ったら大間違い!!
船で一定の温度で運ばれたコンテナはすぐに温度調節された倉庫に運ばれたら安心ですが、コストを下げるためにそのまま港に放置されることもあるのです!!
これが真夏だったら・・・・
ゾっとします。
クーラーを切った真夏の車の中を想像したらわかりやすいですかね?
70度とかそんな中にワインが放置されたらそりゃダメになりますよね?
でもね、これ今は少なくなったけど昔は良くあったみたいですよ。
今も激安のワインはこういうのもあるかも。
ディスカウントストア直輸入とかね。
そんなこと言ったってうちらどうしようも出来ないじゃん!!
まぁその通りです。予防策としたら保管管理までちゃんと公表してる輸入業者を選ぶのが一番の安全策。
最近はすぐ調べられますから。
そしてようやく安全でまともなワインが店頭に並ぶわけです!
私たちが買うとき見定めるチェックポイントは3つ。
まずボトルの裏にリーファーの表記があるのか?
ワイン専門の輸入業者かどうか?
保管や管理をちゃんと公表している業者かどうか?
とりあえず気が向いたら家にあるワインをチェックしてみては?
次回はお店やレストラン等でどう保管されているか?